第9話 子狐の子守歌 ~berceuse~
Kanon第9話。
真琴シナリオもいよいよ佳境のようです。
しかし良い所なのに作画がちょっと落ちてきているのが頂けない。

他の何よりも過去の祐一が狐(真琴)を捨てるシーンにぐっと来てしまった。
小動物の可愛さは半端じゃないのですよ。
何でも買ってやるといった祐一に真琴が頼んだのは100円ショップの鈴。
何故か真琴は鈴がいたくお気に入りの様子。

真琴は何とかスプーンで食事は出来るものの、今度は歯磨きが出来なくなりました。
やはり体に力が入らなくなってきているんでしょう。
一緒に寝ようとしたり、出て行った祐一を追いかけてきたりと祐一の傍を離れたがらない真琴。
ここに来て、また捨てられるのではという不安が増してきているようです。
やっぱりその不安は力を失ってきているからなんでしょうか。

帰って来ない真琴を探し回る祐一。
何で前回と同じパターンで舞に聞かないんでしょう。
ようやく帰ってきたものの、熱を出して倒れてしまう真琴。
それ以降、真琴は更に祐一が離れる事に不安を覚えるようになってしまったようです。
そして段々と進行していく真琴の退行と弱体化。

無視を貫いていたものの、やはり祐一と真琴の事が気になり祐一を呼び出す美汐。
そこで祐一は彼女の過去の経験を聞く事に。
美汐は完全に真琴の解説キャラになっちゃってますね。
美汐の話によると、真琴は普通の狐ではなく妖狐らしい。ますますファンタジー。
しかしファンタジーな話になってしまうと「奇跡」のありがたみも減ってしまうのでは。
そして美汐の話を名雪と秋子さんに話す祐一。
名雪は半信半疑のようですが、秋子さんは思い当たる節もあったようであっさり納得。
やはり秋子さんの包容力は規格外です。

最後の時までずっと真琴の傍にいる事を選んだ祐一。
名雪が微妙な表情をしてますが、ひょっとして黒くなるのか。
祐一と結婚したい、と祐一とずっと一緒にいる事を望む真琴。
何とも唐突な感が否めませんでしたが、このまま恋愛的要素を放置してもあれですしねぇ。
しかし最期の時は、近い。
真琴の話も終わりが見えてきました。
次回のクライマックスに期待です。
しかし自分としてはイマイチ乗り切れていないような。
やはり感動させようとか泣かせようといった意図が見え見えなためでしょうか。
こればっかりは割り切らないといけない訳ですけどねー。
ところで、当然真琴の話が終わった後でも他のヒロインとの話がある訳ですよね。
この後、真琴を失った祐一が他ヒロインのフラグ立てに動くのはけっこう不自然な気が。
そこの所はどうなるんでしょう。
次回のクライマックスに期待してポチッと。
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よく見るとゲンコツで握る形ですよね。小さな子供がよくやります。
人間の手は親指が他の指と向かい合う形になっており、指先で摘むことができます。これは他の動物にはない人間だけの特徴だそうです。これにより人間だけが箸を持ったり、鉛筆で字を書いたりできます。スプーンも普通は鉛筆と同じように人差し指と中指と、それに向かい合う親指で持ちます。他の動物は原則として「握る」と「開く」だけです。だから実は比較的高度な知能を持つチンパンジーも「チョキ」を出すことが出来ません。
真琴は親指の機能が、既に人間よりも動物のそれに近くなっているようです。この傾向は今後どんどん強くなっていくはずです。漫画のページをめくったり、お菓子を摘んだりすることも出来なくなっていくでしょう。
直立二足歩行から4足へ(よくこけるようになる)、言語機能の低下(難しい漢字が読めない)、記憶力の減退など、全てはそこへと繋がる伏線のようです。